兵庫県透析医会施設における感染対策と危機管理の実態調査 : 平成15および18年のアンケート結果の比較
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概要
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兵庫県透析医会危機管理委員会では, 県下の透析施設における院内感染対策と危機管理に関する現状把握や啓蒙活動の一環として, 平成15年および18年にアンケート調査を行った. いずれも, 60%を超える回答率であった. 幸い, 平成18年には肝炎ウイルスの新規感染は報告されなかった. エリスロポエチンシリンジ製剤の使用率は74%から93%へ, ルアロック採用率は62%から96%へ, 生食置換返血法は37%から57%へ改善した. 一方, 感染対策委員会を設置している施設割合が91%から88%へ, 危機管理委員会を設置している施設割合が88%から84%へ減少した. また, 認知症に由来するアクシデントが15件報告された. 平成18年には災害時のスタッフ派遣についても設問し, 兵庫県透析医会として医師31名・看護師98名・臨床工学士62名の派遣が可能との回答であり, 災害対策への意欲の高いことが示された.
- 2007-11-28
著者
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申 曽洙
兵庫県透析医会
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西岡 正登
兵庫県透析医会
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稲葉 洋子
兵庫県透析医会危機管理委員会
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斎藤 雅文
兵庫県透析医会危機管理委員会
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吉矢 邦彦
兵庫県透析医会危機管理委員会
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宮崎 哲夫
兵庫県透析医会危機管理委員会
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吾妻 眞幸
兵庫県透析医会危機管理委員会
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山梨 利顕
兵庫県透析医会危機管理委員会
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足立 陽子
兵庫県透析医会危機管理委員会
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寺杣 一徳
兵庫県透析医会危機管理委員会
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宮本 孝
兵庫県透析医会危機管理委員会
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申 曽洙
兵庫県透析医会危機管理委員会
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西岡 正登
兵庫県透析医会危機管理委員会
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宮崎 哲夫
兵庫県透析医会
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