光学活性フェロセニルオキサゾリニルホスフィン配位子(FOXAP)の開発と触媒的不斉合成反応への応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Recent development of optically active chiral ligands, ferrocenyloxazolinylphosphines (FOXAP), and their application to catalytic asymmetric reactions are reviewed. FOXAP have been prepared in high yields from the corresponding chiral oxazolinylferrocenes via diastereoselective lithiation followed by quenching with chlorodiphenylphosphine. They work as chiral ligands quite effectively for a variety of transition metal-catalyzed asymmetric reactions such as hydrosilylation and transfer hydrogenation of ketones and imines, kinetic resolution of alcohols, carbon-carbon bond forming reactions and ring-opening reactions.
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
- 2007-08-01
著者
-
植村 榮
京都大学大学院工学研究科
-
植村 榮
岡山理科大学工学部
-
西林 仁昭
東京大学大学院工学系研究科総合研究機構
-
三宅 由寛
東京大学大学院工学系研究科総合研究機構
-
西林 仁昭
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻
-
植村 榮
京都大学
関連論文
- 銅触媒による不斉プロパルギル位置換反応の開発 (特集 炭素資源の新しい分子変換法)
- 二核ルテニウム錯体の特性を用いた新規触媒反応の開発 : セレンディピティー的発見から阿吽の呼吸による協奏作用まで
- 化学の大学入試問題を考える (10)
- 化学の大学入試問題を考える (9) : 新指導要領はまもられたか?!
- 超微粒子ジルコニアーセリア固溶体担持ニッケル触媒の酸化還元応答とメタンの部分酸化活性
- SAPO - 34触媒上でのメタノール転化機構
- 硫黄架橋二核ルテニウム錯体を用いた触媒的プロパルギル位置換反応の開発
- 金属交換粘土触媒を用いた選択的有機合成反応
- 有機カルコゲン化学の不斉合成への展開-最近の進歩を中心に-
- ルテニウム-アレニリデン錯体を鍵中間体として経由する新規触媒反応の開発
- 金属修飾粘土触媒を用いた有機合成反応
- 糖質を不斉源とした水溶性光学活性配位子の合成と水溶媒中での触媒的不斉反応への応用
- 大学入試検討小委員会では何をしているか
- アンモニアによるエネルギー問題の解決--ハーバー・ボッシュ法に代わる新しい窒素固定法の開拓を目指して
- 光学活性フェロセニルオキサゾリニルホスフィン配位子(FOXAP)の開発と触媒的不斉合成反応への応用
- 21世紀を担う次世代の空中窒素 固定方の開発 -温和な条件下での窒素と水素からのアンモニア合成-
- 夢の常温での空中窒素固定法の開発に向けて-窒素錯体と水素錯体との反応によるアンモニア合成-
- 日本化学会の歴史
- 銅-アセチリド錯体を鍵中間体として経由する触媒反応の最近の進展
- 京都大学における化学教育の現状 : 工学部工業化学科を例として(大学教育生の声, 化学教育フォーラム)
- Rideal教授の思い出