野生貝類からのマリンビルナウイルスの検出
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概要
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日本各地から採取した13種の野生の貝類におけるマリンビルナウイルス(MABV)の存在を PCR 法で調べた。二枚貝からは約60%, 腹足類からは約35%の個体から MABV 遺伝子が検出された。PCR 陽性のものでも, ウイルスが分離されたものはわずかであった。このことから, MABV は持続感染状態にあることが示唆された。PCR 産物のシーケンスでは調査したウイルス株のうち74%で魚類由来 MABV 株には見られなかった塩基変異が1ケ所で認められた。
- 日本魚病学会の論文
- 1999-09-15
著者
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鈴木 聡
Center For Marine Environmental Studies (cmes) Ehime University
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鈴木 聡
Department Of Aquaculture Kochi University
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野島 麻由
Department Of Aquaculture Kochi University
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