自然通風を用いたLPG気化器の設計
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概要
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LPGを空気で希釈し,発熱量を調整したプロパンエアー・13Aガス(PA-13A)は中規模都市の都市ガスとしてきわめて有用である.しかし,その製造にはLPGを気化させる気化器の設置は不可欠である.本報では省エネを考慮し,自然通風式LPG気化器を設計・試作し,その評価を行った.気化器には8枚の縦フィンを有するフィン付き管を使用したが,設計は管内を流れるLPGの流量を少量に抑え,そこではプール沸騰が生じているものと仮定して行った.設計に基づき管高さ2.0 m,本数180本からなる気化器を試作し,実験によりその性能評価を行った.その結果,設計値と実測値は良く一致し,設計の妥当性が裏付けられた.また,その実用化にあたっては,着霜による性能低下を考慮し,本器数基を並列に配置し,切り換え使用すれば,かなりの大口需要にも使用可能であることが考えられる.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2007-03-20
著者
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上小鶴 正康
(株)コーアガス日本
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宮原 道夫
(株)コーアガス日本
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重久 和幸
南日本ガス(株)
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鶴原 敬士
南日本ガス(株)
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上小鶴 正康
株式会社コーアガス日本
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宮原 道夫
株式会社コーアガス日本