中空糸型逆浸透モジュールの物質移動特性についての考察
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概要
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中空糸型逆浸透モジュールにおいて既に著者らは広範な実データとの整合性に優れたFCPモデルを提案している.しかし,当モデルの物質移動相関式において,物質移動係数より算出される膜面での境膜厚みが,平均の中空糸間々隙長を逸脱するという矛盾を内包していた.そこで,実際の逆浸透モジュールの中空糸膜配置に近似して,二段階の物質移動機構からなる集合体モデルを考案しこれを検証した.その結果,この集合体モデルによれば,集合体界面の境膜厚みは平均の集合体間々隙長より十分に小さく見積られ,物理的齟齬のないことが確認された.
- 2006-05-20
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