リスクコミュニケーションと技術者倫理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper aims to discuss the relation between risk communication and engineering ethics. While public safety has been regarded as the paramount issue in engineering ethics, the importance of risk communication in assuring public safety has been overlooked. As for the problems with risk information, the literature of engineering ethics has discussed them in mainly terms of informed consent. However, the concept of informed consent is not applicable to engineering, for it presupposes a face-to-face relationship between the sender and the receiver of risk information. In this paper I would like to argue that the concept of risk communication should be introduced into engineering ethics, and I also wish to characterize the features of a form of risk communication suitable for engineering.
- 公益社団法人 日本工学教育協会の論文
- 2006-01-20
著者
関連論文
- リタリン乱用の社会的背景と問題行動の「疾病化」
- 他者と時間--シュッツの他者論とフッサール,ベルクソン (フッサールとベルクソン--生誕150年)
- 高等教育機関における技術者倫理教育のスパイラルアップに向けて : 平成21年電気学会全国大会シンポジウム報告
- 工学倫理と情報知識学(情報倫理/技術者倫理)
- 科学技術振興調整費「科学技術倫理教育システムの調査研究」成果報告(最近の技術倫理の取り組みと動向 第2部-技術倫理教育,企業倫理,W22 技術倫理委員会企画)
- (180)技術者倫理教育における学協会の役割(セッション51 技術者倫理・産業倫理V)
- 1-214 技術者倫理教科書のサーヴェイに基づく技術者倫理教育の傾向分析(オーガナイズドセッション「技術者倫理・企業倫理」-II)
- W3002(1) 法と技術者倫理([W3002]法律と倫理の境界と学会の役割,ワークショップ)
- 雪印乳業にみる企業倫理
- ハイデガーとコンピュータ・システムの設計 (技術の哲学) -- (ハイデガーと技術)
- Life Technologies and Religious Views
- リスクコミュニケーションと技術者倫理
- 技術者倫理と学協会
- 技術者倫理教育はなぜ必要か
- リスク分析と社会--リスク評価・マネジメント・コミュニケーションの倫理学 (リスクと社会)
- 工学倫理の教科書 (小特集 市民参加)
- 認知科学における状況論的アプローチとハイデガー : ドレイファスのハイデガー解釈の射程
- 「感情移入」と「自己移入」--現象学・解釈学における他者認識の理論(3)シェーラーの他者論(後)
- 「感情移入」と「自己移入」--現象学・解釈学における他者認識の理論(2)シェーラーの他者論(前)
- 「感情移入」と「自己移入」--現象学・解釈学における他者認識の理論(1)「感情移入」の概念史
- 「自己」を創設する「語り」--初期フライブルク期から『存在と時間』期までにおけるハイデガ-の「語り」の概念について
- 統合失調症の「早期介入」と「予防」に関する倫理的問題 : 「早期介入」の多義性とARMSをめぐって
- 精神病理学から当事者研究へ : 現象学的実践としての当事者研究と〈現象学的共同体〉
- 経験しえないものの疫学 : 東京電力福島第一原子力発電所事故とリスクテクノロジー (情報とリスク : ポスト3.11の哲学)
- 書評 河野哲也著『はからだの外にある--「エコロジカルな私」の哲学』
- 海外事情 東アジア現象学サークル第一回会議