識別的特徴抽出に基づく音声区間検出の検討(Session-8 ポスターセッション: 一般, 第7回音声言語シンポジウム)
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概要
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本稿では, 音声認識のための雑音ロバストな音声区間検出方式を提案している.提案手法は, 入力信号の短時間エネルギーおよび音声/非音声GMMを用いた尤度比の二つの基準を用いてフレーム単位の音声/非音声を判別する.このとき, 尤度比を計算するためのパラメータを学習する手法として, 識別的特徴抽出(DFE : Discriminative Feature Extraction)を導入している.識別的特徴抽出は, 特徴抽出器と識別器を統一された枠組みで識別的に最適化する特徴を持っており, 音声認識および話者認識などの分野でその効果を示している.フレーム単位の音声/非音声判別性能を評価した結果, 提案手法は短時間エネルギーを基準とした手法と比較して高い性能を示した.また, 提案手法を用いることにより, 音声の始終端検出精度および雑音環境における音声認識性能も改善された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-12-15
著者
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河村 聡典
(株)東芝研究開発センター
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河村 聡典
東芝研究開発センター
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山本 幸一
東芝研究開発センター
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Reinhard Klaus
Speech Technology Group, Cambridge Research Laboratory, Toshiba Research Europe Ltd.
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Firas Jabloun
Speech Technology Group, Cambridge Research Laboratory, Toshiba Research Europe Ltd.
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Jabloun Firas
Speech Technology Group Cambridge Research Laboratory Toshiba Research Europe Ltd.
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Firas Jabloun
Speech Technology Group Cambridge Research Laboratory Toshiba Research Europe Ltd.
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Reinhard Klaus
Speech Technology Group Cambridge Research Laboratory Toshiba Research Europe Ltd.
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