北日本の湿原に生息するササラダニ類 : I. ヤチモンツキダニ属の2新種
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概要
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東北および北海道の主にミズゴケ湿原から得られたヤチモンツキダニ属の2種を, ヤチモンツキダニTrhypochthoniellus brevisetus sp. nov., タイセツヤチモンツキダニT. taisetsuensis sp. nov.として新種記載した.従来ヤチモンツキダニ(和名)として扱ってきた種は, これまでT. setosus Willmann, 1928としてきたが, 個体群間の標本を用いた再検討により, やや大型で, 後体部前部の背毛が短く, 背毛h_3がh_2から離れていることなどから新種とし, あわせて北日本における形態的な地域変異の特徴を示した.タイセツヤチモンツキダニは, 小型で体表に網目構造を欠き, 性殖門毛が少ないことなどから他の既知種と容易に区別できる.
- 2005-11-25
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