ディジタル化時代の新聞切り抜き業務とは(<特集>新聞情報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ディジタル化時代の新聞では,記事のデータベース利用が増え,また速報記事が増すことで,記事が価値から離れ,事実の報道が尊ばれる。データベース利用される記事は,新聞紙面上の記事と異なり,何面に記事があるか,見出しの大きさがどの位あるかといった価値づけから解放される。その意味で検索者が主体的に個々の記事に臨める。しかしこれらの記事は,記事の置かれた背景や文脈を失う。各種データベースが充実しているディジタル化時代においても,新聞切り抜き業務が存在している理由も,このような記事の置かれた文脈・背景を重視し,さらにそれらを切り抜きのイメージ情報によって思い出す点に関係しよう。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2003-11-01
著者
関連論文
- 三木清の読書論における濫読と精読 : −次元の相違の議論との関連に着目して−
- 三木清における編集者的構想力--天才についての言及に焦点を当てて
- 馬場俊明著, 中井正一伝説-二十一の肖像による誘惑-, ポット出版, 2009.6, 456p, 19cm, 定価3,500円(税別), ISBN978-4-7808-0127-9
- 納本制度の思想と中井正一(国立図書館のパースペクティヴ)
- 知的財産権に関する国際経済秩序の現状と課題 : WIPOとGATTの関係における合衆国の諸問題を軸にして
- 関東大震災後の天譴論の二側面 (特集=メディアと言説)
- 〈原著論文〉 中井正一の理論にみられる三木清 『パスカルにおける人間の研究』(1926)からの影響について
- 中井正一 : メディア/コミュニケーション論の先駆者(第31期第2回研究会(メディア史研究部会企画),研究会の記録(2007年12月〜2008年5月))
- 中井正一と共通感覚
- 戸坂潤の常識概念と,三木清
- 三木清における弁証法の変貌に関する一考察--『パスカルにおける人間の研究』(1926)と『哲学ノート』(1941)の比較を通じて
- 中井正一と思想の科学研究会に関する研究序説--思想集団の継続性と断続性に着目して
- 三木清の公共圏の構想と中井正一--二人の商業ジャーナリズムへの距離の置き方の違いを軸にして
- 『パスカルにおける人間の研究』にみられる三木清の弁証法について
- ディジタル化時代の新聞切り抜き業務とは(新聞情報)
- 中井正一のコミュニケーション論における「嘘言」と利潤機構
- 社会科学分野における文献研究に関する方法的覚え書き--社会思想史を中心にした個人研究に焦点を当てて
- 書評 田村紀雄著『電話帳の社会史』NTT出版,2000年
- 中井正一における記憶,体系と,本,図書館 : メディウム概念の2重性に着目して
- 中井正一とコミュニケーションの双方向性
- 中井正一の映画理論の理解のために--基礎射影とコプラ両概念に着目して (特集 メディア史のなかの映画)
- サイバースペースを貫徹する平等原則 (特集 リアルワールドとサイバースペースの交錯)
- 情報の双方向性とパッケージ資料 : メディアの複製可能性との関わりのなかで
- 中井正一の出版論--図書館論との対比において
- 資料論序説
- 専門資料論のディシプリンと方法論について : 「諸矛盾」ということを手がかりに, 社会科学専門資料論を中心にした考察
- 災害と情報 : 情報技術の向上と災害時の情報伝達の変化 (特集 災害と情報)
- 児童書専門の出版社における学校図書館向け書籍の位置づけについての再考察 : 学校図書館向け書籍の企画・編集・制作にかかわる編集プロダクションに着目して
- 災害と情報 : 情報技術の向上と災害時の情報伝達の変化(災害と情報)
- 社会科学における書誌作成の意義と根拠 : 杉原四郎における経済思想史の方法論と図書館学的関心の関わり
- 情報媒体と資料
- 資料としての本--電子情報における単位の問題との関連で
- ヴォルテールと言論の自由
- 宗教の自由と言論の自由をつなぐもの--ヴォルテ-ル「寛容論」とミル「自由論」 (人を動かす宗教)