衛星干渉SARによる地殻変動監視の有用性(宇宙応用シンポジウム-災害監視衛星特集-)
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概要
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干渉SARは, 2時期間に生じた地表面変形を, 面的詳細に検出できるリモートセンシングの応用技術であり, 今日の地震・火山における地殻変動研究において大きな役割を担っている.2004年新潟県中越地震においては, RADARSATの干渉SARを適用し, 他の観測によっては検出されなかった局所的な地殻変動パターンも得られた.火山においては, 比較的狭い領域で生じる地殻変動を詳細に観測する必要があるが, それほど稠密な地殻変動観測網を構築することは困難である.よって, 将来的に干渉SARによる地殻変動監視を実現することは重要であり, そのためにはL-band SARによる短回帰周期の観測が可能なSARミッションが必要である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-22
著者
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