情報文化と統計文化
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概要
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かつて小島勝治によって提唱された統計文化論は, 半世紀以上も前のものであるにもかかわらず, また, 主として江戸期の萌芽的統計思想を研究対象とする特殊性にもかかわらず, 情報文化とは何かを考えるという視点からみると, 極めて重要な示唆を与えてくれる。文化と大衆との関わりという側面から考察すれば, 情報文化とは大衆がもつ情報的世界観を客観化したものといえるのではなかろうか。本稿は, 小島統計論を情報文化論として再検討し, またそれを現代の研究者の情報文化観のいくつかと対比することによって, 本学会にとっての小島統計論の重要性を指摘したものである。
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