介護保険制度下の居住環境整備サービスによる虚弱高齢者の支援
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概要
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介護保険制度下の居住環境整備による日常生活活動の支援状況を調べた. 2002年度広島県三原市の制度下の住宅改修の全申請者369名(79.2±8.6歳. 支援&介護1:233名, 介護2&3:111名, 介護4&5:25名)を対象とした. 申請書類分析と住宅改修理由書作成ケアマネジャーヘのアンケートを行った. 居宅サ-ビス全受給者累計(n=17.855)での分布に比して, 改修者は支援&介護1の比率が高かった(p>0.01). 支援&介護1の改修内容では, 介護2amp3より階段(p<0.01)や浴室の手すり取り付け(p<0.05)が多く, 虚弱化で必要度が増すトイレ浴室等の動線改修(p<0.01)や浴室段差解消(p<0.05)が少なかった. 介護4amp5の自宅入浴支援率(28%)とトイレ排泄支援率(44%)は, 他2群(60%以上)より低かった. 制度下改修の内容には, 軽度障害者の利得が重度障害者より高い傾向がみられた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2004-11-18
著者
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