介護保険制度による改修サービスの追跡調査
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概要
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介護保険制度による改修サービスの課題を検討するために追跡調査を行った.2002年度広島県三原市の改修申請者88名(77.4±8.9歳, 女性61名・男性27名)を対象とした.2002年度全申請者から死亡者39名と転居者7名を除く323名に調査を依頼した(承諾率27%).改修541±120日後に利用者宅で実施した.15名(17%)が, 改修したトイレ・浴室・外出口いずれかの使用を6カ月以内に中断した.3件は屋内で車いすを使うための改修であり, 改修直後に使用が中断された.12件は段差解消以外の改修であり, 利用者の心身機能低下後に中断された.認知障害者の改修設備の6カ月以内の使用中断のオッズ比は, 障害なしの者より高かった(p=0.001).車いす導入改修と認知症高齢者の改修の課題が明らかになった.
- 2005-10-18
著者
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