ネパールにおける識字教育
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ネパールは多言語社会の国で,しかもその識字率は低く,識字教育の必要性が要望されている.この論文では,筆者が行っているネパールの一方言であるカーリング語の識字教育の取り組みについて紹介し,母語方言に対する住民の考え方の調査,識字教育のための教科書の作成,それに識字教育を補助する地域アシスタントの養成の活動について述べた.ネパールにおける母国語教育の困難性から考えるに,教育者だけでなく言語学者からの支援も不可欠であることを強調したい.
- 日本コミュニケーション障害学会の論文
- 2003-04-30