混気ジェットポンプによる微粉炭の漏れを利用したCWM製造
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概要
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CWMの製造コスト低減のためには,微粉炭からCWM製造する必要がある.しかしながら,乾式粉砕で得られた微粉炭は強い疎水性を示すことから,水との混線が比較的困難である.そこで,石炭粒子表面に付着している空気を真空にすることによって脱着し,そこに水を供給して付着させることにより,石炭粒子を容易に濡らすことが可能なことを予備実験によって確認した.これを,混気ジェットポンプに微粉炭を吸引させることによって脱気させ,そこに混気ジェットポンプの駆動水を吸着させて微粉炭を濡らす方法を提案した.ワークワース炭を用いた実験でこれを確認した結果,微粉炭の濡れが容易になり,迅速に混線されてCWMが製造できた.さらに,この方法によって製造されたCWMの性状は濃度70%で粘度900mPa・sとなり,従来の湿式ボールミルによって製造したものと同等の性状であった.
- 2002-01-20
著者
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