病院のSTの役割
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概要
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病院のSTの役割を考えるため,まず筆者が勤務する病院での次のような現状の問題点を提示した.(1)在院日数の短縮化,(2)患者の高齢化・症状の複雑化,(3)高まる嚥下訓練へのニーズ,(4)地域で保健婦などと関わりをもつ必要性.このような問題点に基づき,病院のSTの役割について提言した.(1)的確な予後予測のもと,患者の長期的な見通しを立てての対応,(2)よりいっそうの他職種との連携,(3)病院・福祉のST・地域の関係スタッフとの地域ネットワークの形成,(4)言語障害者の多様なニーズに対し新たなサービス・活動を展開し,そのサービスを評価し報告する,(5)STとしての専門性を高めかつ検証していく.
- 日本コミュニケーション障害学会の論文
- 2000-08-30