鉄微粒子の製造過程における粒子形状特性の変化とその製品保磁力に及ぼす影響
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概要
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針状ゲーサイト粒子(α-FeOOH)を原料とする磁性鉄微粒子の製造実験において,その反応過程での試料一次粒子の粒径と長短比をそれぞれ測定し,生成鉄微粒子の形状特性と保磁力の関係について定量的に検討を行った.その結果,ゲーサイトの脱水・還元処理により,一次粒子の平均粒径と長短比は,それぞれ最大で25,40%低下した.しかしながら,ヘマタイト還元処理時の水素ガスに水蒸気を同伴することで,一次粒子長短比の低下が抑えられ,最終生成物の鉄微粒子の保磁力が向上する.また,この保磁力と粒子長短比の関係はJacobs-Beanモデルにより概ね説明できる.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-05-20
著者
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