病因攻撃因子の役割
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概要
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消化性潰瘍の成因や治療にバランス説は図式化され,広く受け入れられている.中でも,攻撃因子のうち,酸・ペプシンが重要であることは異論のないところであるが,近年, Helicobacter pyloriが胃粘膜に発見され,この感染による胃粘膜の炎症が消化性潰瘍の成因の一つとして注目されている.また,防御機構が明らかになるにつれ,粘膜防御機構の破綻が最も重要であるとする考え方もあり,消化性潰瘍の成因としてバランス説が示す二元論的考え方も再検討の時期にあると思われる.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 1995-06-10
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