I.結核流行の変遷と問題点
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概要
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日本の結核の蔓延は欧米に比して数10年遅れた水準に留まっており,近年は逆転上昇に転じている.そのなかで重症例の増加,集団感染など対応の困難な事例の増加がさらに混迷の度合いを深くしている.高率に感染を受けている高齢者人口の増加,医学的および社会経済弱者階層への発生の偏在がその主たる原困と思われるが,それへの十分な対応を行うことが緊急の課題であり,その中で臨床分野の果たすべき役割は非常に大きい.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 2000-05-10
著者
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