水稲新品種「めばえもち」の育成
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概要
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「めばえもち」は中央農業総合研究センター北陸研究センター(旧北陸農業試験場)で1988年に巨大胚の糯品種の育成を目的として「金南風」の巨大胚突然変異系統「EM-40」を母とし、「中部糯57号」(後のココノエモチ)を父として人工交配を行って育成された品種である。1994年から「北陸糯167号」の系統名で奨励品種決定調査等の試験を行ってきた結果、2002年9月3日に水稲農林糯382号に登録され、「めばえもち」と命名された。「めばえもち」は機能性成分GABAを多く含む巨大胚で糯という新しい特性を持った新品種であり、新たな機能性を持った加工食品等への新たな需要が見込まれ、とくに地域おこしの一環として餅を用いた商品開発に積極的な地域における普及が期待される。
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