魚介類を用いた発砲食品化に関する研究
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概要
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水産加工原料の安定確保は、水産加工業者にとって経営を左右する重要な問題である。最近沿岸資源は減少傾向にあり、原料の確保が問題になりつつある。その中で、加工向け利用度の低いイワシ類、スルメイカ等を見直し、この高度利用法を開発することは、重要な課題となってきている。最近急速に高齢化が進み、高齢者用のソフト化食品素材、食品への要望が強くなってきており、健康面での機能性が勝れている水産物を利用したソフト食品の開発は、一般消費者のニーズに合致する。そこで、これら加工原料を用い、新たな食品素材、食品の技術開発を図るため、発泡性を取り組んだ利用技術の開発を目指した。本研究は、水産庁特定研究開発促進事業、平成8~12年度「低・未利用水産物を用いた新規食品素材の開発」の成果を取り纏めたものである。