丹沢山地塩水川におけるシオジによる渓畔林の再生--植栽後3年間の結果
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概要
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砂防ダム施工跡地に、単木と本数の異なる2タイプの巣植の計3タイプの植栽によりシオジによる渓畔林再生を行った。客土の施工や苗木の根巻により植栽後の枯損はなく、すべての個体が活着した。植栽3年後の調査では、増水による影響は見られず、巣植区はほとんど被害は発生しなかったのに対し、単木区でツルや他の草本により幹への被害が15%に及び樹高成長も低下した。巣植区では川沿いの下段より上段の方が伸長がよい傾向があり、巣植えの本数は10本区が有意に大きいが、その植栽場所の影響があると思われた。植栽の内側・外側の樹高は有意ではないが内側に植栽した方が伸長が大きかった。
- 神奈川県自然環境保全センターの論文
- 2005-03-00
著者
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