晩生カンキツ'不知火'
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概要
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1.1972年に果樹試験場口之津支場において、'清見'に'中野3号'ポンカンを交雑して育成された交雑品種である。 2.樹勢は弱い。枝梢は密生し、細く、短い。かいよう病、そうか病に対する抵抗性は強い。 3.果実の大きさは200~280g位で大果である。果形は倒卵形から扁球形。果梗部にカラーの発生がみられる。果皮は黄橙色で、比較的薄い。果皮の表面はやや粗い。剥皮は容易である。果肉は橙色でじょうのう膜は極めて薄く軟らかく、肉質は柔軟多汁である。適熟期は2~3月で食味は極めて良好、しかも高糖度である。花粉の形成は少なく、単為結果性が強い。種子の形成はほとんど認められない。
- 農林水産省果樹試験場の論文
農林水産省果樹試験場 | 論文
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