ペンタグラム・グリッド(2) : 「線のリズムのパターン」と「面のリズムのパターン」
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概要
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筆者は, 前報において, 黄金比のリズムによる, コーディネーション・ツールとして, 「ペンタグラム・グリッド」を発案した。そしてさらに, そこに内在する黄金比の「リズムのパターン」を, 「グラデーション」と「レペティション」という, 2種類のリズムの形式に整理した。その際, 「リズムのパターン」における黄金比の体系を明らかにするために, パターンの構成要素は記号で示した。しかし, デザインのコーディネーション・ツールとしては, 目で見て直観的に感じとれるものでなくては, 不十分である。そこで「リズムのパターン」を, 実際の長さや面積でもって図示することとした。前報において提案したペンタグラムグリッドは5種類であるが, 本報では, そのうち2種類(グリッドO-36,グリッドV_1)を取り上げ, それらに「リズムのパターン」を位置付けた。「リズムのパターン」を, グリッドを構成する直線群のうち一方向のみに位置付けたものが「線のリズムのパターン」であり, 二方向に位置付けたものが「面のリズムのパターン」である。
- 1993-03-25
著者
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