<国立科博専報>富山県朝日・小竹両貝塚出土の繩文時代人骨について
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概要
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富山県氷見市朝日貝塚出土の縄文時代中期人骨3体および富山市小竹貝塚出土の縄文時代前期人骨1体分の四肢骨を観察・計測した。主な四肢骨計測値の偏差折線図に基づいて, 朝日1号人骨は男性, 朝日2,3号人骨は女性, そして小竹人骨は男性と推定した。朝日, 小竹両貝塚出土人骨はいずれも現代北陸日本人よりは, 他地方の縄文時代人に類似している点が多かった。脛骨の扁平性や男の大腿骨の柱状性が強いことも他地方の縄文時代人と同様である。
- 国立科学博物館の論文