プラスチック・ソイルコンクリートの研究 (III) : 耐久性について(林学部門)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
プラスチック・ソイルコノクリートの耐久性を検討するに当って, 治山砂防の現場における環境を考慮すれば気象作用に対する抵抗性が一番大きな要因となることが考えられ, 本研究ではこの点から凍結融解試験を行なうことによって, 所要の目的を果せるように努めた。その結果以下の事項が認められた。すなわち, 1) 凍結融解試験の方法によって, 供試体の耐久性にちがった型の結果が生じること。本実験では, 空気中での凍結融解試験と, 水中でのそれとでは, 後者の方がはるかに条件がきびしく, 動弾性係数の低下率が大きかった。2) 動弾性係数は, 供試体の使用水量が多い程低下率が大きく, セメント使用量が小なほど低下率が大となった。(図-5. 6. 7)3) 土の種類によっても動弾性低下率に明らかに差が認められ, ひいては, 耐久性指数にもその影響がおよび, 北白川の方が布志名よりも耐久性では優れているといえる。4) 耐久性指数は, 使用セメント量が大なほど増大し, 使用水量が大なほど減少する(図-8)5) 動弾性係数と圧縮強度との関係は, 供試材料ごとにある曲線関係が成り立つことが認められる。(図-9)
- 京都府立大学の論文
京都府立大学 | 論文
- THE FOX IN LITERATURE AND TRADITION
- 風化花崗岩類地帯における斜面崩壊に関する研究 (1) : 風化度とセン断特性について(林学部門)
- 清仏戦争への道 : 李・フルニエ協定の成立と和平の挫折
- 『奉使朝鮮日記』の研究
- 関税特別会議とイギリス対中外交