West症候群からLennox-Gastaut症候群への変容過程に関する研究
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概要
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West症候群(W)からLennox-Gastaut症候群(LGS)への変容を示した30例を対象に変容過程の詳細について臨床的脳波学的に検討した。1)シリーズ形成性tonic spasmsの消退および単発性tonic spasmsの出現は生後6ヵ月から1歳に最も多く認められた。2)Hypsarythmiaの消退は生後6ヵ月から1歳に, diffuse slow spike-and-waveはやや遅れて1歳から2歳に最も多く出現した。3)WからLGSへの変容の時期は1歳から3歳に集中しており, その変容過程は数カ月のうちに漸進的に進行した。4)Wから変容したLGSでは臨床発作および脳波像がそれ以外のLGSに比較し特徴があり, 予後は特に不良であった。以上の事実よりWからLGSへの変容を阻止することが臨床上重要であることが示唆された。
- 1989-04-30
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