固有空間法を用いた書籍表面の3次元形状復元
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概要
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本論文では,イメージスキャナによって撮影された書籍表面の画像の陰影情報から書籍の断面形状を復元する問題に対し,固有空間法を用いる方法を検討する.すなわち,あらかじめ基準となる陰影と形状情報を固有空間中に保存しておき,与えられた書籍画像の陰影情報に対し,固有空間中で局所的な1次近似を仮定することで形状を復元する・固有空間を用いる場合,基準データの変化の自由度を小さくすることが復元形状の精度を向上する上で重要となるので,フーリエ変換を用いて書籍の平行移動成分を求め,陰影と形状情報を位置に関して正規化する方法を示す.模型および実際の書籍を用いた実験では,高速で精度良い形状復元が可能となった・
- 電子情報通信学会の論文
- 1999-10-21