ゲノムを利用した品種改良にとって,いちばん重要なのは有用遺伝子の特定である。著者らは60年代に劇的な穀物増産を実現した「緑の革命」で主役となったイネ品種から半矮性(草丈が低くなる性質)遺伝子sd1を突き止めた。