日本小児アレルギー学会アナフィラキシー対応ワーキンググループが決定・公表した「一般向けエピペン®の適応」の評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【背景】日本小児アレルギー学会アナフィラキシー対応ワーキンググループは皮膚症状以外の重篤な症状を「一般向けエピペン®の適応」の症状(以下WG症状)として公表した.【目的】当院小児科で行った重症例への食物経口負荷試験(以下負荷試験)の結果に基づき,WG症状のアドレナリン筋肉注射(以下Ad筋注)に対する妥当性を評価する.【方法】経口免疫療法の適応判定のために微量で重篤な症状が誘発される5歳以上の児を対象に二重盲検負荷試験を行った.試験陽性の鶏卵151例,牛乳163例,小麦50例,ピーナッツ27例の計391例の誘発症状を後方視的に検討した.【結果】Ad筋注された90例ではAd筋注がない301例に比べ有意に呼吸器症状(p<0.001),神経症状(p<0.001),循環器症状(p<0.001)が多かったが,皮膚症状には差を認めなかった.WG症状を認めた106例のうち,90例(84.9%)にAd筋注が行われた.WG症状がない例へのAd筋注はなかった.【結論】重症例への負荷試験結果を基にした検討では皮膚症状の有無はAd筋注の判断に有用ではなかった.WG症状は妥当なAd筋注の基準であると考えられた.
- 日本小児アレルギー学会の論文
日本小児アレルギー学会 | 論文
- IMPROVED METHOD OF MEASRUING EXHALED NITRIC OXIDE (NO)
- タイトル無し
- タイトル無し
- タイトル無し
- INVESTIGATION ON THE USEFULNESS OF SPACER DEVICE FOR INHALATION OF:β2-STIMULANT WITH MDI IN ASTHMATIC CHILDREN