腫瘍崩壊症候群の再発を予防し,イマチニブを再導入しえたGISTの1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は69歳男性.広範な腹膜播種病変をともなうGISTに対するイマチニブ投与後に腫瘍崩壊症候群(tumor lysis syndrome;TLS)を発症したが,治療中断で回復した.ラスブリカーゼ,アロプリノール,大量輸液による予防治療とイマチニブ減量により,治療再開時にTLS再発はなく26カ月寛解を維持している.GISTにおけるTLSの報告は死亡例のみで,TLS再発を抑制しえた症例はまれと考え報告する.
- The Japanese Society of Gastroenterologyの論文