スペクトラルグラフ理論を利用した産業クラスターの検出:日本の原油価格問題を例として
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概要
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日本の原油輸入率はほぼ 100%であり,その価格の不安定さから各企業は原油価格上昇圧力の削減に努めている.しかしながら,企業単位での取り組みは限界に達しつつあるのも事実で,効率的に原油価格上昇圧力を削減できるグループ単位(産業クラスター単位)での取り組みの必要性も高まっている.本研究では,産業連関理論とスペクトラルグラフ理論を組み合わせることにより,原油価格上昇圧力の強い産業クラスターを定量的に検出する手法を適用し,原油価格上昇圧力を効率的に下げることができる産業間連携の提案を行う.
- Pan Pacific Association of Input-Output Studiesの論文