膵管と総胆管との交通を認めた十二指腸重複症の1 例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は10 か月女児.不機嫌と嘔吐で前医を受診,血液検査で胆道系酵素の上昇を認め,腹部造影CT 検査で膵頭部に囊胞性病変を認めたため紹介転院となった.上部消化管造影で十二指腸内腔に突出する腫瘤像と,それによる通過障害を認めた.腸管重複症を疑い手術を施行した.術中胆道造影で膵管と胆管は重複腸管内腔に開口していたために完全切除は困難と判断し,開窓術を施行した.十二指腸重複症は極めてまれな疾患であり,その診断と手術方法に関して報告する.
- 特定非営利活動法人 日本小児外科学会の論文
著者
-
山本 浩史
社会医療法人母恋天使病院小児外科
-
大場 豪
社会医療法人母恋天使病院小児外科
-
奥村 一慶
社会医療法人母恋天使病院小児外科
-
脇口 定衛
社会医療法人母恋天使病院小児科
-
奥原 宏治
社会医療法人母恋天使病院小児科
-
外木 秀文
社会医療法人母恋天使病院小児科