鈴田橋のゲルバーヒンジ部補修における設計・施工
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概要
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長崎自動車道鈴田橋は7径間連続PC箱桁橋であり,中央部の支間の1/4点に1箇所のゲルバーヒンジを有する構造である。本工事は,橋面の伸縮装置からの漏水によって劣化したゲルバーヒンジの補修であり,抜本的対策としてゲルバーヒンジ付近の主桁を切断し,コンクリートを打ち換え,外ケーブルを配して連続化したものである。ゲルバーヒンジの連続化の際,受桁側は固定用PC鋼材で変位を拘束し,吊桁側は支柱で支持することで構造的な安定性を確保した。また,連続化工事に伴って切断される既設PC鋼棒に対し,切断前のグラウト充填性調査,切断後の再定着によって施工時の安全性と構造性を確保した。連続化工事中は実構造物の挙動を構造解析値と比較し,連続化の検証と構造解析の妥当性を確認した。
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会の論文
著者
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熊谷 裕司
三井住友建設(株)
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安藤 直文
三井住友建設
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駒谷 大三
西日本高速道路(株) 九州支社 保全サービス事業部
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駒谷 大三
西日本高速道路(株) 九州支社 保全サービス事業部
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尾堂 良一
西日本高速道路(株) 九州支社 長崎高速道路事務所 改良課
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