ダイコンとサツマイモの畦連続使用体系がサツマイモのネコブセンチュウ害に及ぼす影響
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概要
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冬季ダイコンと夏季サツマイモ二毛作において、畦連続使用(CRU)がサツマイモのネコブセンチュウ害に及ぼす影響を調査した。CRU 体系では、サツマイモ栽培前に耕うんおよび畦立てを実施する慣行体系と比較して、サツマイモのネコブセンチュウ害が少ない傾向が認められた。ダイコン栽培後のネコブセンチュウ密度は、CRU 体系および慣行体系の双方において畦内上層ほど低かったが、慣行体系では耕うん、畦立て後に畦内上層の密度はやや上昇し、畦内上層の密度が低いことが、CRU 体系でサツマイモの被害が少なくなった原因の一つと推察された。CRU 体系の採用は、サツマイモのネコブセンチュウ害軽減策の一つになり得ると考えられる。
- 日本線虫学会の論文
著者
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安達 克樹
Upland Farming Research Division, NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (KARC)
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鈴木 崇之
Upland Farming Research Division, NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (KARC)
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新美 洋
Upland Farming Research Division, NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (KARC)
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上杉 謙太
Agro-Environment Research Division, NARO/KARC
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岩堀 英晶
Upland Farming Research Division, NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (KARC)