三叉神経痛にて発症し,perineural tumorとして進展した悪性リンパ腫の1例
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概要
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症例は79歳男性である.右頬に突発性の突き刺されるような痛みで発症した.発症時の頭部MRIでは頭蓋内に異常所見はなく,部位は三叉神経第2枝支配領域に限局しており,特発性三叉神経痛と診断された.神経痛は一旦軽快したものの,ことなる鈍い痛みが右頬に出現し,他の脳神経症状もともなった.頭部MRIにて三叉神経を介して翼突筋から脳幹部まで広がる造影効果をともなう病変をみとめた.生検の結果,B細胞性リンパ腫と診断された.悪性リンパ腫は単脳神経症状で出現し,perineural tumorとして進展することがあり,鑑別を要する.
- 日本神経学会の論文
著者
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小沢 広明
岡崎市民病院病理診断科
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小林 靖
岡崎市民病院脳神経内科
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眞野 智生
岡崎市民病院脳神経内科
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松尾 幸治
岡崎市民病院脳神経内科
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小林 洋介
岡崎市民病院脳神経内科
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荒川 利直
岡崎市民病院放射線科
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