堅い平面板状イミノ置換基を有する新規置換アセチレンのらせん選択重合と生成光学活性高分子の定量的膜反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動的共有結合イミンを介して堅い平面板状置換基を有する新規アキラル置換アセチレンモノマーを合成し,これをキラル共触媒にN,N-ジメチルフェニルエチルアミンを用いてロジウム開始剤系で重合を行うことで,初めて反応性置換基をもつ置換アセチレンモノマーのらせん選択重合(HSSP)を達成した.得られたポリマーは丈夫な膜を与え,二種の高分子膜反応(高選択光環化芳香族化分解(SCAT)と膜置換反応(RIM))に適していた.SCATでは既報より膜強度の高い超分子ポリマー膜が得られ,RIMではさまざまな試薬との交換反応が主鎖の光学活性を維持したまま容易に進み,分子設計が格段に容易となった.
- The Society of Polymer Science, Japanの論文
著者
-
金子 隆司
新潟大学大学院自然科学研究科
-
青木 俊樹
新潟大学大学院自然科学研究科
-
寺口 昌宏
新潟大学大学院自然科学研究科
-
宮田 真理
新潟大学大学院自然科学研究科
-
勝然 勇也
新潟大学大学院自然科学研究科