患者管理からみたPEG
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概要
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PEGを造設する患者は、食事摂取ができないため栄養不良であることが多く免疫力も低下していることから、容易に合併症を起こしやすい状態にある。PEGを造設することで、栄養状態が改善し寝たきりにならずに日常生活を送ることができるようになった症例が多くある中、QOL改善のために造設した PEGが管理上のトラブルによって患者・家族の負担となってしまうこともある。このような状況に陥らないためにも、患者の一番近くでケアをする看護師は PEGによる合併症を未然に予防し、トラブルを起こさないように管理していかなければならない。造設前から造設後、退院後も継続して看護師が適切なケアを提供し、患者・家族への指導を行うことは、PEGによるトラブルを未然に防ぎ安全な栄養療法を実施する上で非常に重要となる。PEG造設により起こりやすい合併症について、原因と対処および予防策について解説する。
- 日本静脈経腸栄養学会の論文