EHL接触部における潤滑油成分の分子間相互作用
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概要
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EHL接触部を顕微FTIRでその場観察し、潤滑油成分の挙動を解析した。油性剤として添加したオレイン酸のEHL接触部における濃度は、基油の構造に強く依存した。これは、オレイン酸と基油分子との相互作用に基づくものであることを見出した。また、潤滑油成分である基油同士あるいは基油と添加剤の分子間相互作用として水素結合があり、この水素結合はEHL接触部の高圧により安定化することを見出した。水素結合に対する圧力の影響については、ダイヤモンドアンビルセルを用いた高圧実験により確認することができた。
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