四環性酸無水物から誘導した構造規定剤を用いるモルデナイト微結晶の合成
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概要
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モルデナイトは天然品、合成品など古くから存在しており、固体酸触媒として有用性が高い。通常、モルデナイトはc軸方向に細長い針状結晶として得られ、12員環細孔はc軸に沿って伸びているまる。アスペクト比が低い微結晶のモルデナイトでは針状のモルデナイトに比べ12員環細孔内部の酸点がより有効に活用され、かつコーキングによる失活の抑制が期待できる。本研究では、四員環性酸無水物の誘導体を構造規定剤とした回転条件での水熱合成により、アスペクト比が低く、c軸方向の長さが80~100nmのモルデナイト微結晶が得られた。
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公益社団法人 石油学会 | 論文
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