ZDTP代替技術による環境にやさしいエンジン油の開発
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概要
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近年、省燃費、長寿命、排出ガス後処理装置適合といった環境性能がエンジン油の重要課題となっている。エンジン油には半世紀以上に亘ってジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDTP)が主要添加剤として使用されている。筆者らはZDTPの劣化機構に関する研究から、ZDTPが含有する硫黄がエンジン油の環境性能向上を困難にしていることを見出した。そこでZDTPの硫黄を酸素に置換したアルキルリン酸亜鉛(ZP)に着目して研究を重ね、環境性能を飛躍的に向上させた次世代エンジン油を開発した。
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公益社団法人 石油学会 | 論文
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