リスク管理共通教育中核教員団の養成
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概要
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安全・安心社会確立のためのセキュリティ技術を統括する概念はリスク管理であり、その教育は、工学全般において不可欠となりつつある。なかでも、基本概念を理解させるリスク管理共通教育は最も重要であり、かつ不足している。筑波大学大学院システム情報工学研究科では、リスク工学専攻が中心となって、「リスク管理共通教育中核教員団の養成」を「平成18年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)」に応募し、採択された。この取組みでは、リスク管理教育に関する欧米の優れたシステムを理解し、我が国におけるリスク管理共通教育モデル確立のための中核的役割を果たす教員団を養成することを目的としている。まず、リスク・セキュリティ教育に優れた欧米の教育機関に教員を長期派遣し、基本概念、教育方法、教育評価法等を実地に習得させる。次いで、これらの機関に教員数名を短期派遣してFD研修会を実施し、教育方法の研鑽を行う。これらの教員の帰国後、集中的な教育内容開発を行って、我が国に即したリスク管理共通教育モデルを確立する。同時に、自己評価・外部評価体制を整え、評価結果を公表する。これらの活動を通して,リスク管理共通教育中核的教員団を養成する。講演時には、本取組の背景や構想、取組実施の状況を紹介するとともに、現在かかえている問題点や将来構想についても言及する。
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