安定なジチイラン1,2-ジオキシドの合成,熱反応,および白金(0)錯体との反応
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概要
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(1-アダマンチル)-t-ブチルジチイラン1,2-ジオキシドおよびジ-t-ブチルジチイラン1,2-ジオキシドを対応するジチイラン1-オキシドのジメチルジオキシラン酸化により合成した。この1,2-ジオキシドを熱分解すると,主としてスルフィンと一酸化硫黄(SO)に分解することがわかった。発生したSOは別に加えたチオケトンと反応してジチイラン1-オキシドを与えることがわかった。この熱分解反応の経路についてDFT計算でも考察した。ジチイラン1,2-ジオキシドと白金(0)錯体との反応では対応するジスルフェナト白金(II)錯体が生成した。この錯体及び関連するスルフェナト-チオラト錯体の酸化反応についても検討した。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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