ピロメリットジイミドを母核とするパイ電子受容性大環状ホスト分子の創製と一次元パイ電子系の構築
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概要
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電子受容性のピロメリットジイミドを母核とする大環状ホスト分子を設計、合成して、パイドナーとしてアニリンを用い、その包接挙動を精査した。溶液中では、電荷移動相互作用に基づき空孔内へアニリンが包接されることを各種スペクトルから明らかにした。固体状態では、空孔内への包接だけでなく、自己相補的なNH-pi相互作用に基づく環状三量体構造が空隙に形成されていることを見出した。更に、ピロメリットジイミドに一次元パイ電子系を導入した大環状化合物を合成し、構造と基礎物性を精査した。(234字)
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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