テトラアリール置換されたテレフタルアミドの動的分子認識:プロペラ様配列に基づく不斉誘起・伝播
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概要
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テレフタルアミドの中央のベンゼン環に四つのアリール基を導入した誘導体を合成し、このものが、二つのアミド基の水素結合を通してビスアンモニウムゲストと錯形成するホスト分子となることを見出した。この際、ホストの構造が会合に伴い大きく変化(アンチ→シン)し、周辺のアリール基と協同してプロペラ構造をとるようになる。このプロペラ型配座への構造変化をCDスペクトル変化により追跡した。当日は、テトラアリール置換テレフタルアミド誘導体の合成、構造および動的分子認識機構に基づいたシグナリングホストとしての機能について報告する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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