クラウンエーテル-アミン型ロタキサンの構造と性質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最もよく利用されている2級アンモニウム塩―クラウンエーテル系のロタキサンでは、クラウンエーテルの内孔に位置する軸中のアンモニウム塩の中和が困難であった。今回、我々はこのアンモニウム塩をアルキル化して得られる3級アンモニウム塩が塩基により中和できること、さらに2級アンモニウム塩をトリクロロエトキシカルボニル基で保護した後、還元すると中性のアミン型ロタキサンが得られることを見出した。発表ではアミン型ロタキサンおよびその誘導体の構造、および性質について報告する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
- 開口部サイズの精密制御:含セレン開口C60の合成と性質
- CO2吸蔵状態にあるアザカリックス[4]アレーンの結晶構造解析
- スピロ縮環トラキセン誘導体の合成と性質
- ミクロからマクロスコピックタイムスケールへの光による時間軸変換:アゾベンゼンを末端に有するビオロゲン誘導体とPillar[5]areneとのホスト-ゲスト錯体形成
- 新しいドナー分子, テトラチアフルバレノキノン(チオキノン)-1,3-ジチオール(ジセレノール)メチドのFeX4(X=Cl, Br)塩の結晶構造および電気伝導・磁気性質