アントラキノイドを含む融合型TTP系の合成と性質
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概要
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TTFにπ系のスペンサーの挿入することにより酸化時のオンサイトクーロン反発が減少し、これにより酸化状態の安定化が引き起こされる事が知られている。π系のスペーサーとしてアントラセンを使用される事がある。特徴としては中性状態でバタフライ構造をとり、ジカチオン状態で高い安定性を示し、有機伝導体・多段階酸化還元過程などに興味がもたれている。今回アントラキノイドを含む高次拡張型TTPを合成し、その性質について検討したので報告する。
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基礎有機化学会（基礎有機化学連合討論会） | 論文
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