p-ニトロフェニル基をもつテトラベンゾフルオレン誘導体の特異な蛍光特性
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概要
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鈴木―宮浦反応を用いてテトラベンゾフルオレンの3,14位に種々のアリール基を導入した。それらジアリール体はかなり強い蛍光発光を示し、パラ位の官能基によって発光極大が変化した。なかでもp-二トロ体は炭化水素からエーテル系溶媒まで90 nmに達する発光極大の変化を示すとともに、極性溶媒中では完全に消光されるなどの大きな溶媒効果を示した。また、70%以上の含水THF中ではAIEを示す特異な化合物であることがわかった。
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基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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