含ピリジル型大環状N-メチルアミドの合成と立体特性
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概要
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N-メチル芳香族アミド化合物は、芳香族アミドが通常trans型構造をとるのと異なり、cis 型優先の立体構造をとる。ピリジン環を有するN-メチル型アミドもこの特徴的構造を示し、そして窒素原子がプロトンアクセプターや金属リガンドとして働くことにより、それらのアミド化合物が立体構造変換を起こすことを見出してきた。今回我々は、含ピリジル大環状アミド化合物を合成し、その立体構造を検討した。得られた大環状アミドはcis型アミド構造を有しており、またそれぞれの環の大きさによって特徴的な立体構造を示した。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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