非対称な5,12-ジエチニルテトラセン誘導体の合成と分光学的性質
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概要
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新規な共役系化合物として,5と12位に異なる置換エチニル基をもつテトラセン誘導体を合成した.5,12-テトラセンキノンにトリメチルシリルアセチリド、続いてフェニルアセチリドを段階的に反応させた.続いて脱シリル化とSonogashira反応により,種々のアリール基を導入した.得られた生成物を還元的に芳香族化することにより目的化合物が得られた.化合物の吸収および蛍光スペクトルを測定し、分光学的性質に及ぼす置換基の効果を議論する.
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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